歯ぎしり(ブラキシズム)は睡眠中に起こることが多いので、ほとんどの人はそれをやっていることに気づいていません。しかし、鈍い頭痛や顎の痛みで目覚めることが多い場合は、夜間に歯ぎしりをしている可能性が高いです。歯ぎしりをしていることを知るのは、夜中に歯ぎしりの音を聞いた親しい家族やベッドパートナーからというケースが多いようです。
ブラキシズムは、成人の10%、子供の15%が罹患する一般的な睡眠障害で、その割合は年齢とともに減少します。ストレスが原因であると考えられています。また、睡眠時無呼吸症候群など、より深刻な睡眠障害の兆候である可能性もあります。
歯ぎしりは、歯のエナメル質を侵食し、歯の治療にもダメージを与える可能性があります。歯ぎしりの疑いがある場合は、歯科医に相談してください。歯科医は、顎の圧痛や歯の異常など、ブラキシズムの兆候がないか、口と顎を検査することができます。歯科医は、夜間にマウスガードを装着することを勧めるかもしれません。