鼻腔スプレーの中毒になる可能性はありますか?

ほとんどの点鼻薬は、鼻詰まりに効く充血除去剤です。アレルギーや風邪で副鼻腔が腫れることがあるので、副鼻腔の血管や組織を小さくすることで効果を発揮します。

鼻腔スプレーを数日以上使用すると、鼻づまりを緩和するために、より多くの薬を必要とすることに気づくかもしれません。

それって、点鼻薬中毒ってこと?

リバウンド効果

市販の点鼻薬は、中毒によくある欲求を引き起こすことはありません。しかし、3日以上続けて使用した場合、リバウンド効果と呼ばれるものが起こる可能性があります。

鼻が薬に反応しなくなる可能性があり、鼻づまりを緩和するためにもっと使用しなければならないかもしれません。鼻腔スプレーの使用を停止する場合は、あなたの鼻づまりが悪化する可能性があります。そのため、鼻腔スプレーの中毒になる可能性があると考える人もいます。

リバウンド効果の主な症状は、点鼻薬に耐性を持ち始めることです。3日以上使用していて、使い始めたときよりもさらに鼻づまりがひどくなっているような場合は、リバウンド効果があるかもしれません。

また、鼻腔スプレーを頻繁に使用すると、慢性副鼻腔炎を引き起こす可能性があります。

リバウンド効果と中毒の違いについて

リバウンドと薬物依存は同じではありません。

薬物中毒になると、脳が変化し、行動の仕方も変わってきます。薬物中毒になると、自分を傷つけるとわかっていても、使い続けてしまうことがあります。

リバウンド効果は、鼻腔スプレーに含まれる薬に鼻が慣れてしまい、鼻づまりを解消するためにスプレーが効かなくなったときに起こります。

あなたはおそらく、以下の場合を除いては、点鼻薬の中毒にはなっていないでしょう。

  • 欲求がある

  • 害があるとわかっているのに使い続ける

  • 点鼻薬が邪魔で健康な生活が送れない

リバウンド効果を回避する方法

点鼻薬を正しく使用することで、リバウンド効果を防ぐことができます。

点鼻薬を使用する前に、ゆっくりと鼻をかんでください。そうすることで、鼻の通りを良くし、薬を効かせることができます。

また、必ず説明書を読み、噴霧する前にボトルを振ってください。

鼻腔スプレーの容器の先端を鼻に入れるときは、後頭部の方に向けます。

使用後すぐに鼻をかんだり、くしゃみをしたりしないようにしてください。薬が効く前に、薬が失われてしまうかもしれません。

リバウンド効果がある場合

リバウンド効果で鼻づまりしているときには、点鼻薬の使用を少しずつ中止してください。例えば、片方の鼻の使用を止め、やがてもう片方の鼻の使用も漸減させるなどです。

鼻づまりで呼吸がしにくい場合は、医師の診察を受けてください。鼻腔用ステロイドスプレーを処方してくれるかもしれません。

鼻腔用スプレーや正しい使用方法について質問がある場合は、医師に尋ねてください。

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