チャイルドシートは、お子様にとって最も効果的な安全ツールの1つです。チャイルドシートは、事故による死亡リスクを70%低減します。学齢期のお子様でも、チャイルドシートを使用することでメリットがあります。子供がハーネスシートを卒業したら、ブースターシートを使用して、シートベルトがしっかりとフィットし、衝突時に子供を保護するようにします。
ブースターシートとは何ですか？
ブースターシートは、前向きのチャイルドシートには大きすぎるが、シートベルトだけでは小さすぎるというお子様のための安全対策です。ブースターシートは、子供の上半身が標準的なシートベルトの肩ベルトに沿うように、子供を起こします。ブースターには、事故の際にお子さまの頭と首を保護するためのヘッドレストがついているものもあります。
ブースターはチャイルドシートとどう違うのですか？
お子様は成長するにつれて、いくつかの異なるタイプのチャイルドシートを使用するようになります。ブースターシートの要件を満たす前に、子供たちはハーネス付きの認可されたチャイルドシートに乗っていなければなりません。ハーネスは、交通事故の際の怪我を防ぐために、子供を安全なシートに固定するものです。
乳幼児と一部の幼児は、衝撃から保護するために、後ろ向きの座席に乗る必要があります。これらのシートは、厳しい安全基準をクリアしています。乳幼児を最もよく守ることができます。
後ろ向きシートの身長・体重制限を超えたお子さまは、ハーネス付きの前向きシートに変更することができます。多くの子どもたちは、小学校に上がるまで前向きのハーネス付きシートで快適に過ごすことができます。
チャイルドシートは、シートベルトまたはLATCHシステムを使って、車の後部座席に固定します。2002年以降に製造されたすべての車には、後部座席にLATCHアンカーが内蔵されています。これを使えば、シートがずれないようにクリップで固定することができます。
ブースターシートは位置決め装置であり、ハーネス型チャイルドシートのような衝撃保護機能は備えていません。ブースターのベースには、シートに取り付けるための固定具がある場合もありますが、多くはありません。ブースターにはハーネスが内蔵されていません。その代わり、お子様はシートベルトを使用して後部座席にしっかりと乗ります。
子供はいつからブースターが必要ですか？
お子様が前向きのチャイルドシートの身長と体重の制限を超えたら、ブースターへ移行することができます。チャイルドシートの仕様は、製造元のウェブサイトで確認することができます。モデルによっては、シート自体にその情報が印刷されているものもあります。前向きに座るチャイルドシートの体重制限は、80ポンド（約9kg）以上になることがあります。体重制限の延長は、同年齢の他の子供より長くチャイルドシートを必要とする障害のある子供にとって便利な場合があります。
ブースターを使用するお子様は、車の中でじっと座り、シートベルトをきちんと着用することができる必要があります。シートベルトを正しく着用できない場合は、ブースターシートの身長と体重を満たしていても、ハーネスタイプのチャイルドシートを使用する必要があります。
ブースター・シートは常に車の後部座席に置くべきです。後部座席は、事故の際、お子様にとって最も安全な場所です。交通事故そのものの危険性はもちろんですが、エアバッグの衝撃で子どもがケガをすることもあります。
ブースターシートの種類
コンバーチブルタイプのチャイルドシート。ハーネスシートには、ブースター（補助椅子）に変身するモデルがあります。保護者はハーネスを取り外すことができますが、シートは車の後部座席に固定されたままです。肩にはベルトポジショナーがついています。
背もたれの高いブースター。背もたれの高いブースターは、車の座席に固定することもしないこともできる軽量のシートです。背もたれには湾曲したヘッドレストがあり、交通事故の際に頭や首の怪我を防ぐことができます。ヘッドレストは調節可能なので、お子さまの成長に合わせて高くすることができます。ヘッドレストの付け根にはベルト位置調整ループがあり、これを利用してショルダーベルトをお子さまの胸にきちんと装着することができます。
背もたれのないブースター。背もたれの高いブースターの中には、背もたれが取り外し可能で、背もたれのないシートに変身するものもあります。お子様の肩が背もたれの高いブースターのベルトポジショナーの上に来るようになったら、背もたれなしブースターの使用準備が整ったことになります。お子様は、シートベルトが首にかかることなく、体全体でシートベルトを引っ張ることができるはずです。
ブースターシートの安全性
ブースターとして使用できる前向きのチャイルドシートを使用する場合、LATCHシステムを使用してシートに固定することができます。お子さまがシートベルトを使用するため、シートベルトで取り付けることはできません。お使いの車にLATCHが装備されていない場合は、チャイルドシートの取扱説明書またはメーカーのウェブサイトを確認してください。LATCHなしのブースターシートの使用方法について記載されているはずです。
背もたれの高いブースターから背もたれのないブースターには、車のLATCHアンカーに固定するためのテザーがあるかもしれません。これはブースターシートを使用するために必要ではありませんが、ブースターシートを1つの場所に固定しておくと便利かもしれません。LATCHを使用しない場合は、ブースターをお子様が座る座席にセットすることができます。
背もたれの高いブースターでベルトポジショナーを使用するには、ヘッドレストを適切な高さに調節してください。具体的な方法については、取扱説明書または製造元のホームページをご覧ください。ヘッドレストを調整したら、シートベルトをベルトポジショナーに通してください。お子様が車に乗るたびにシートベルトの配置を確認してください。
子供はいつブースターの使用をやめることができますか？
州には、お子様がいつからブースターシートの使用を中止できるかについて、特定の法律があります。いくつかの州では、お子様の年齢を基準にしています。また、身長と体重のガイドラインがある州もあります。
CDCは、シートベルトがブースターシートの高さに合わなくなるまで、ブースターシートを使用することを推奨しています。適切なフィット感とは、膝ベルトがお子様の太もも上部を横切り、肩ベルトが肩と胸の中心を横切ることを指します。
一般的に、シートベルトが正しく装着されるのは、お子様の身長が4フィート9インチになったときです。その身長に達するのは、9歳以上になってからです。お子様がブースターシートの必要性を感じなくなった場合でも、12歳までは後部座席に乗るようにしてください。
ブースターシートについて質問がある場合は、かかりつけの小児科医に尋ねてください。お子様が車内で安全に過ごせるように、小児科医がお手伝いします。
