コネチカット州でマダニが媒介するPowassanウイルスの致死的症例が発生

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コネチカット州でダニが媒介するPowassanウイルスの致死的事例が発生

By Leigha Tierney

大紀元日本6月8日】コネチカット州の女性がマダニを媒介とするポワッサンウイルスに感染し、死亡したことを州の保健当局が今週発表した。

コネティカット州公衆衛生局は8日、プレスリリースで、住民である90代の女性がPowassanウイルス(POWV)陽性となり、死亡したと発表した。これは、コネチカットの今年最初のPOWV死亡例であり、2番目のPOWV症例である。

この女性はコネチカット州ニューロンドン郡に住んでいました。彼女は5月初旬に体調を崩し、その後、発熱、頭痛、精神状態の変化、悪寒、硬直、胸痛、吐き気を訴えて地元の病院に収容されました。

その後、2週間にわたって反応しなくなり、5月17日に死亡しました。

この女性は症状が出る2週間前にマダニに咬まれており、コロラド州のCDC研究所の検査で、この女性がPOWV感染に関連する抗体を持っていることが確認されたと当局者は述べています。

CDCによると、ポワッサン・ウイルスは主にマダニに噛まれることで人に感染し、感染したシカマダニ、リスマダニ、ヒョウタンマダニから感染します。POWVは血液を介してのみ人から人へ感染します。(2022年にコネチカット州で発生した最初のPOWV患者である50代の男性は、同じくマダニに噛まれてウイルスに感染したと当局は述べている)。

POWVに感染しても、ほとんどの人は症状が出ないか、軽いインフルエンザのような症状で済みます。コネティカット州公衆衛生局によると、重症化した場合の約10人に1人は致命的で、POWV生存者の約半数は長期的な健康問題を抱えていると指摘しています。Powassanウイルスに対する特別な治療法はありませんが、入院、呼吸補助、水分補給などの支持療法により、症状を和らげることができます。

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