1型糖尿病になったら、健康的な食事をすることが大切です。だからといって、好きなものを含め、おいしいものを楽しめないわけではありません。
なぜ食事が重要なのか
1型糖尿病では、体内でインスリンが作られなくなります。そのため、注射かポンプで毎日インスリンを投与することになります。また、血糖値を把握することも重要です。
インスリンはほんの一部です。食事と運動も、血糖値を安定させるために重要な役割を果たします。健康的な食べ物を選び、一日に食べる量を一定にすれば、血糖値のコントロールに役立ちます。また、心臓病、腎臓病、神経障害など、糖尿病に関連する問題の可能性を低くすることができます。
何を食べたらいいのか
以前は、「糖尿病の食事療法」というものがあると考える専門家もいました。糖尿病の人は、糖分を含むすべての食品を避けるか、他の特定の食品を食べるのを止めなければならないと思っていたのです。しかし、1型であっても、他の人と同じように健康的な食事をすることができます。
いくつかの一般的なガイドラインに従ってください。
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不健康な脂肪を少なくする
. ベーコンや普通のひき肉などの高脂肪肉や、全乳やバターなどの無脂肪乳に含まれる飽和脂肪酸は控えましょう。不健康な脂肪は心臓病の可能性を高めます。糖尿病があると、心臓病にかかる確率が平均より高くなります。そのリスクを下げるために、賢い食の選択をしましょう。
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食物繊維を十分に摂る
. 血糖値のコントロールに役立つことがあります。食物繊維は全粒粉、豆類、野菜や果物から摂ることができます。1日25~30gを目安に摂るようにしましょう。
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精製された「白」穀物や加工された砂糖入り食品などの繊維質の少ない炭水化物よりも、それらの繊維質の多い食品の方が常に良い選択となります。
炭水化物の数え方
炭水化物は体内の主なエネルギー源です。穀類(パスタ、パン、クラッカー、クッキー)、果物や野菜、乳製品、砂糖など、多くの食品から摂取します。
炭水化物は、どんな食品よりも早く血糖値を上げます。どのような種類の炭水化物をどれだけ食べるかは、糖尿病の管理のしやすさに影響します。
炭水化物を数えることは、自分が食べた炭水化物の量を記録するのに役立ちます。医師や栄養士と一緒に、毎回の食事とおやつに何グラムの炭水化物を食べればよいかを考えることができます。食品のラベルや食品交換アプリなどを参考に、食品に含まれる炭水化物のグラム数を数え上げることができます。
砂糖と砂糖の代用品
砂糖が糖尿病の「原因」だと思っている人がいます。しかし、1型は遺伝などが原因です。それでも、甘いものには炭水化物が多いものが多く、血糖値に影響を与えることがあります。
砂糖不使用」といっても、炭水化物やカロリーが少ないとは限りません。ラベルを読んで、自分が摂取している炭水化物の量を確認しましょう。低カロリーや人工甘味料を使用した食品や飲料を検討するのもよいでしょう。炭水化物やカロリーを増やさずに、甘いものを食べたいという欲求を満たすことができます。
糖尿病の「スーパーフード
アメリカ糖尿病協会では、これらの美味しいものを食べることを提案しています。これらは炭水化物が少なく(低グリセミック指数食品としても知られています)、カルシウムやカリウムなどの主要な栄養素を多く含んでいます。また、カルシウム、カリウム、食物繊維、マグネシウム、その他のビタミンなど、重要な栄養素を多く含んでいます。
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豆類
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濃い緑の葉物野菜
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柑橘類
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サツマイモ
- ベリー類
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トマト
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オメガ3脂肪酸を多く含む魚(サーモンなど)
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全粒穀物
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ナッツ類
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無脂肪ヨーグルト・牛乳