どのように起こるか
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加齢や栄養不足が原因で、爪は乾燥し、薄くなり、割れやすくなります。また、治療や病状によっては、爪がもろくなることがあります。しかし、その問題を我慢する必要はありません。正しいケアで、健康で丈夫な爪を保つことができるのです。
原因 水分の取りすぎ
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爪は水に濡れると膨張します。乾くと縮みます。手を水につけることが多く、特に刺激の強い石鹸や洗剤も使っている場合は、このように常に変化することで爪が乾燥し、柔らかく剥がれやすくなってしまうのです。
原因 年齢によるもの
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年齢が上がるにつれて、爪が乾燥し、伸びるスピードが遅くなることがあります。足の爪は厚く硬くなり、指の爪は薄く折れやすくなるのが一般的です。このような現象が起こる年齢は決まっていませんし、誰にでも起こることではありませんが、爪がもろくなる原因である可能性はあります。
原因 レイノー症候群(Raynaud's Syndrome
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血管に影響を与え、手足に十分な血液が行き渡らなくなる病気です。そのため、爪が健康でいるために必要なものが行き渡りにくくなります。爪がもろくなるのは、レイノー症候群の一般的な症状です。
原因 甲状腺レベルの低下
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汗は体にとって天然の保湿剤です。甲状腺機能低下症」と呼ばれる甲状腺ホルモンが低下すると、汗の量が少なくなります。その結果、髪や肌、爪が乾燥します。爪がもろくなるだけでなく、痛み、疲労、体重増加、記憶障害などの症状も現れます。
原因 貧血
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貧血、つまり赤血球の数が少なくなる最も一般的な原因は、血液中の鉄分が不足していることです。血液を大量に失うと起こります。また、食事で十分な鉄分を摂取していない場合や、鉄分を吸収しにくい体質である場合にも起こります。貧血になると、爪がもろくなったり、スプーン状に内側に陥没したりすることがあります。
原因 がん治療
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爪がもろくなるのは、化学療法など一部のがん治療による副作用の可能性があります。皮膚や爪が乾燥することがよくあります。爪が薄くなり、割れやすくなり、通常より成長が遅くなることがあります。
原因 栄養素の不足
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まれに、爪がもろいのは、体に必要なビタミンやミネラルが不足している可能性があります。例えば、カルシウムが少ないと(低カルシウム血症)、肌がかさつき、髪が乾燥し、爪がもろくなり、筋肉のけいれんを起こすことがあります。
ケアのヒント 手袋をする
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洗い物や掃除をするときに、手袋をすることで、湿気や化学物質から爪を守ることができます。ゴム手袋の裏地が綿になっているものを選ぶと、汗をかきにくくなりますよ。
お手入れのヒント:ビオチンサプリメント
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ビオチンを毎日摂取することで、爪を厚く、強くすることができることが、いくつかの小さな研究で示されています。多量に摂取すると、特定の検査結果が変化したり、てんかんの薬に影響を与える可能性があります。ビオチンの摂取を試みてもよいかどうか、主治医に確認してください。
ケアのヒント 人工爪は避ける
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アクリルネイルは、技術者が地爪に接着するタイプのもので、大きなダメージを与えます。接着するために表面をヤスリで削るので、爪が薄くなります。接着剤に含まれる化学物質が爪を弱くします。爪がもろい人は、この美容法を避けましょう。
ケアのヒント タンパク質を多く摂る
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タンパク質を十分に摂ると、体内で作られるケラチンの量がアップします。ケラチンは、髪や爪を作り、丈夫にするタンパク質です。1日に必要なグラム数は、体重(ポンド)に0.36をかけると求められます。
ケアのヒント 爪は短く
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爪は定期的に切り、やすりをかけて、引っかかりを防いだり、修復したりしましょう。爪切りや爪切りバサミでまっすぐ切り、ヤスリで削る。爪の先にはヤスリをかけ、少しカーブさせます。
お手入れのポイント 透明なポリッシュでコーティングする
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ナイロン繊維が入ったポリッシュは、爪を強化し、欠けたり割れたりするのを防いでくれることがあります。週に一度のペースで塗ってみてください。ただし、アセトン系の除光液は爪にダメージを与えるので避けてください。
お手入れのコツ 化粧水をつける
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乾燥による爪のもろさには、α-ヒドロキシ酸やラノリン配合のローションが有効です。爪につける前に5分ほど水に浸してください。
ケアのヒント ネイルを道具として使わない
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炭酸飲料の缶などを爪でパカッと開けるのが好きですか?もうやめましょう。爪の力を削がないように、他のものに手を伸ばしてください。