入浴は、湿疹を抑えるために重要な部分です。頻繁にお風呂やシャワーを浴びると、肌から水分を奪ってしまうと思うかもしれませんが、実は入浴は、肌が失った水分を補う機会を与えてくれるのです。入浴後、スキンケア用品で保湿をすれば、湿疹の再発を防ぐことができます。
浸かって密閉
多くの専門家は、シャワーの「ソーク・アンド・シール」法と呼ばれるものを推奨しています。シャワーを浴びた後、できるだけ多くの水分を肌に保持するように保湿を行います。
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入浴またはシャワーは、ぬるま湯(熱くない)を使用します。洗顔料は肌に優しいものを使用し、患部をこすらないようにします。
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柔らかいタオルで肌を拭きますが、完全に乾かさないようにしましょう。
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使用している外用処方薬を塗布します。
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3分以内に、お気に入りの保湿剤を全身に塗布します。タイミングが重要です。肌がまだ湿っているうちに保湿剤を塗り、化粧水の下に水分を閉じ込めるようにしたいものです。
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保湿剤を十分に浸透させてから、服を着るようにしましょう。
シャワーや浴槽に浸かるのは、1回につき5~10分程度にしてください。長時間お湯につかると、肌に刺激を与えるようになります。また、お湯の温度はぬるめにしましょう。熱いお湯は乾燥します。
バス用品
湿疹に優しい入浴剤を選ぶと、肌の調子が良くなります。刺激の強い洗剤や乾燥性のアルコールが含まれているものは避けるようにしましょう。ボディソープやシャンプーは、香料や染料が含まれていないものを選びましょう。
肌を洗うときは、やさしく洗うようにしましょう。敏感な肌に刺激の強いスクラブやヘチマは使わないでください。ボディソープは、湿疹の炎症が起きている場所に置かないようにしましょう。
また、お風呂のお湯に鎮静効果のある成分を入れてもよいでしょう。
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オイル 発泡成分の入っていない無香料のオイルを選びましょう
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重曹を使用する 重曹はかゆみを和らげる効果があります。お風呂のお湯に1/4カップほど入れてから浸かるとよいでしょう。
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オートミール コロイダルオートミール(オートミールを細かく砕いたもの)は、肌の炎症を鎮めるのに有効な成分です。
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お酢。お酢には抗菌作用があるので、炎症を起こした皮膚が化膿するのを防ぐ効果があります。
手洗い
一日に何度も手を洗っているのではないでしょうか。しかし、湿疹があるときは、ただ洗って終わりというわけにはいきません。一回一回の手洗いを、手のミニシャワーのように扱うとよいでしょう。
手を洗い終えたら、タオルで少し湿る程度に叩きます。保湿剤を塗って、肌にしみこませるようにします。さらに、手に湿疹の影響を受けている人は、洗うたびに薬を使ったほうがいいかどうか、医師に尋ねてみましょう。
湿疹があるときのシャワーの浴び方について一般的な質問がある場合は、それについても医師に電話してみてください。あなたの肌に合った習慣や製品を見つける手助けをしてくれるはずです。