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C型肝炎(Hep-C)は、何年もかけてゆっくりと肝臓を傷つけていくウイルス感染症です。一部のHep-Cは短命、つまり急性と言われています。生活習慣の改善だけで治療できることもあります。
全感染症の75%から85%がそうであるように、6ヶ月以上続く場合は、慢性Hep-Cと呼ばれます。慢性Hep-Cの場合は、医師から治療薬が処方されます。時には癌になることもあり、その場合はより過激な治療が必要になります。
このページでは、Hep-Cに感染した人に役立つ生活習慣と、抗ウイルス剤を使用する場合の具体的な推奨事項を説明します。
1. 新しいサプリメントや薬を服用する前に医師に相談する
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多くの薬が、Hep-Cの治療に使われる薬と組み合わさると、悪い副作用が出ることがあります。ビタミンAのように、肝臓にダメージを与える可能性のあるサプリメントもあります。
Hep-Cと診断されたら、何か新しいものを飲み始める前に必ず医師に相談してください。
2. アルコールを避ける
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肝臓の仕事のひとつは、胃や腸管から流れてきた血液をろ過することです。この臓器は、アルコールによってダメージを受けます。Hep-Cと診断されたら、お酒は控えた方がいいでしょう。
3. 水分をたくさん摂る
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毎日、少なくともグラス6~8杯、あるいはそれ以上、体が必要とする量の水を飲むようにしましょう。水分量が増えれば、肝臓が回復しやすくなります。
水分補給のために、コンスタントに水を飲むようにしましょう。暑いときや運動するときは、より多くの水を必要とします。脱水症状の一般的な兆候は以下の通りです。
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頭痛
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疲労感
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ドライマウス
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めまい
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足のむくみ
4. 健康的な食品を食べる
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肝臓を治そうとしている間は、食生活が大切です。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸は肝臓に蓄積される可能性があるため、避ける必要があります。また、果物や野菜、全粒粉、食物繊維を多く含む食品を食べるようにしましょう。
5. 十分な休養をとる
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治療中は疲れがたまります。毎晩、十分な睡眠時間を確保する必要があります。最低でも7~9時間を目安にしましょう。
また、疲れたら休むことも必要です。体が必要としているときには、遠慮なく休んでください。
6. 2種類の避妊具を使用する
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Hep-Cの治療に使われる薬の中には、ホルモンによる避妊を妨害するものがあります。また、服用後6ヶ月以内に妊娠した場合、先天性異常の原因となるものもあります。
妊娠を避けるためには、コンドームと殺精子剤のような2つの異なる形態の避妊具を使用する必要があります。
7. 運動する
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運動には、以下のような回復に影響する多くの健康効果があります。
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体重を減らす、または健康的な体重を維持するのに役立つ
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メンタルヘルスの向上
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食欲増進
無理は禁物です。家事でも一日の運動として十分な場合もあります。
8. 日光に当たる時間を制限する
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Hep-Cの治療によく使われる薬の中には、光感受性を高めるものがあります。つまり、日焼けをしてはいけないし、外に出るときは日焼け止めをたくさん使う必要があります。
シンプレビルなどのプロテアーゼ阻害剤が光線過敏症を引き起こす主な薬です。
9. 治療計画に沿って行動する
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治療計画には正確に従う必要があります。薬はすべて正しい方法で、正しい時間に飲むようにしましょう。
また、治療計画を完全に終了させる必要があります。治療の途中や終了時に服用を省略しないでください。これが、できるだけ早く完治させるための最も安全な方法です。
10. サポートグループを探す
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多くの人は、同じ診断を受けた人と話すことが助けになると思っています。地元のサポートグループを探したり、オンラインで集まれるグループに参加したりすることができます。
あなたの家族や友人も、あなたをサポートしたいと思うかもしれません。自分が経験していることを大切な人に打ち明けることは、人間関係にとってもよいことです。
しかし、人はそれぞれ違うということを心に留めておいてください。あなたが選んだ人たちと、正しいと思うことだけを共有すべきです。