定期的な体重測定:体重を測るために知っておくべきこと

体重を減らそうと決めたら、定期的に体重を測定することで、進捗状況を確認することができます。定期的な体重測定について、いつ、どれくらいの頻度で行うかなど、必要な情報をご紹介します。

体重を測る頻度

ダイエットを始めてから2年以内に、せっかく減らした体重の3分の2が戻ってしまうという研究結果が出ています。  しかし、定期的に体重を測定すれば、減量に成功し、長期的に体重を維持できることが研究により示唆されています。体重が減っていればその経過を確認できるだけでなく、体重を戻したくない場合は戻さないようにするための措置をとることができます。 

週に一度の体重測定。定期的に体重を測ることのメリットはここにあります。少なくとも週に1回は体重を測るようにすれば、体重計に乗る頻度が少ない人よりも減量に成功する可能性があります。

週に1回体重を測ることで、体重計の数値だけでなく、体脂肪の変化も把握することができます。体重の減少をカウントアップすることで、服の着こなしにも違いが出てくるはずです。

毎日体重を測る 本気で減量に取り組むなら、毎日体重を測るのも有効です。研究によると、週に1回体重を測る人よりも、毎日体重を測る人の方がさらに減量に成功しているそうです。

毎日体重を測ることの最大のメリットは、1日の中で少しずつ変化をつけられることでしょう。体重の小さな増減をいち早くキャッチし、それにどう対処するかを決めることができるのです。例えば、もっと運動する、食事や食習慣を見直す、といった選択も可能です。

もうひとつの利点は、1週間を通して小さな減少が見られると、軌道を維持しようという気持ちが強くなることです。2015年4月の研究では、同じダイエットと食事プランを利用した47人の肥満の男女を6カ月間追跡調査しました。毎日体重を記録した人は、頻繁に記録しなかった人に比べて、平均13ポンド(約13キロ)多く減量しました。

体重を測るのに最適な時間

毎週でも毎日でも、体重を測るときに最も重要なのは、何時にするかということです。多くの研究者は、朝一番に体重を測るのがベストだと考えています。そうすれば、習慣として定着し、一貫して続けられる可能性が高くなります。

特に、加齢に伴う体重増加はコントロールが難しいので、朝に体重を測るのが効果的です。しかし、1週間を通して体重計の数値が上がっていることに気づいたら、より健康的な習慣を選んで対抗することができます。

朝は胃の中が比較的空っぽの状態である可能性が高いです。ですから、体重を測定することで、1日のうちで体重の増減があることを受け入れることができます。そのような変化は、通常の飲食によってもたらされます。

体重計で最も正確な測定値を得るには、以下のヒントを参考にしてください。

  • 正確な比較をするために、一日の同じ時間に体重を測定する。

  • 体重を測る前にトイレを利用する

  • 体重を測るときは、できるだけ薄着にし、毎回同じか似たような服を着るようにしましょう。

  • 体重計は硬く平らな場所に置きましょう。凹凸のある場所に置くと、正しく読み取れません。

  • 体重計の上に裸足で静止し、両足に均等に体重がかかるようにします。

毎週体重を測定する場合は、毎週同じ日に行うことも忘れないようにしましょう。調査によると、毎週体重を測るのに最も適しているのは水曜日です。週末に外食や飲酒などの贅沢をし、ハンプデイに向けて健康的な食生活を取り戻した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

毎日体重を測ることの欠点

定期的な体重測定は、減量の旅を続けるのに役立ちますが、体重計にこだわり過ぎないことが大切です。体重計の数字が思い通りに動かないと、不満や動揺を覚える人もいるでしょう。

体重を頻繁に測り、増減を気にしすぎると、体重計の動きを見るために食事を抜いたり、乱れた食生活を送るなど、不健康な習慣につながる可能性があります。また、体重の増減を気にしすぎるあまり、食事制限や食事抜きなどの不健康な習慣に陥ってしまうこともあります。

体重計が思うように動かないときは、他のことに目を向けてみてください。服が似合うようになったとか、筋肉量が増えたとか、持久力がついたとか。また、体重の代わりにインチを測り、自分の体がどのように変化しているかを確認することもできます。

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