ドクターズアーカイブより
Q:友人から、ネイル乾燥機からは皮膚がんになるような紫外線が出ていると聞きました。注意する必要があるのでしょうか?
皮膚科医のスーザン・エバンス医学博士がお答えします。
ネイルサロンで使用されている乾燥機には、風乾とUV乾燥の2種類があります。そして、UVタイプに肌をさらすことには注意が必要です。というのも、この機械から出る光線はUVAというもので、肌の奥まで浸透し、皮膚がんとの関連が指摘されているのです。
このUVA線は、日焼けマシンと同じレベルです。しかし、ネイルケアマシンを使うと、発がん性のあるUVAを浴びるだけでなく、シミ、シワ、弾力性の低下など、光老化の兆候を引き起こすリスクが高まります。もちろん、顔にできるわけではありませんが、見苦しいことに変わりはありません。
サロンに行ったら、従業員にどのタイプのマシンを使っているのか聞いて、リスクについて確認するようにしましょう。
あなたが露出を減らすためにできることは2つあります。1つ目は、マニキュアを乾かす時間を長くすることです(ただし、ジェルマニキュアの中には硬化に紫外線を必要とするものがあります)。次に、エステティシャンが手足を洗った後、マニキュアを塗る前に日焼け止めを塗ることです。