コルチゾールは、血圧、血糖値、代謝を維持し、感染症やストレスに応答するために体全体に重要であるホルモンです. 医師は、あなたの血液中のコルチゾールが適切なレベルであるかどうかを確認するために、検査を受けることを望むかもしれません。
コルチゾールは、副腎(腎臓の上にある2つの小さな腺)で作られます。ストレスに対応するのを助けるだけでなく、体が炭水化物、脂質、タンパク質を分解する方法など、他の機能においても重要な役割を果たします。
検査では、クッシング症候群と呼ばれる、ホルモンが過剰な状態であるかどうかを検出することができます。また、ホルモンが少なすぎるために起こるアジソン病であるかどうかも調べることができます。この検査は、下垂体や副腎に影響を及ぼす他の病気をスクリーニングするのにも役立ちます。
医師は、あなたのレベルが高すぎるか低すぎることを示唆する症状を見た場合、コルチゾール検査を指示するかもしれません。
コルチゾールの血中濃度は、血液、唾液、尿の3つの方法で測定することができます。
血液検査
コルチゾールの値は1日のうちで大きく変化するため、この検査は午前と午後4時ごろの2回行われることが多いようです。
検査自体は簡単です。看護師か検査技師が腕の静脈から針で血液を採取します。
検査結果は、検査時の血中コルチゾールレベルを示します。医師は、あなたの値が正常な範囲にあるかどうかを教えてくれるでしょう。
もし、値が高すぎる場合は、ストレスや、体内でコルチゾールのような働きをする薬が原因でないことを確認するために、他の検査(尿や唾液)でフォローアップすることもあります。
唾液検査
この唾液検査は、クッシング症候群の診断に約90%の精度があることが研究によりわかっています。
夜、寝る前に行います。それは、コルチゾールレベルが午後11時から真夜中にかけて最も低くなる傾向があるからです。真夜中近くにコルチゾールレベルが高いと、障害のシグナルになることがあります。
唾液コルチゾール検査は、ドラッグストアで購入できます。しかし、最も正確な結果を得るには、医師の診断を受けてください。他の検査と比較したい場合もあります。
尿検査
医師は、「遊離」コルチゾールと呼ばれるものを検査するために、この検査を指示するかもしれません。これは、血液検査で測定されるようなタンパク質と結合していないコルチゾールを意味します。もし医師が尿検査を処方した場合、あなたは24時間分のサンプルを提供する必要があります。つまり、1日中トイレに行くたびに、専用の容器や袋におしっこをすることになります。
さらなる検査
上記の検査に加え、医師はコルチゾール値の異常の原因を突き止めるために、他の血液検査を指示することがあります。異常な成長や腫瘍のように、影響を与えるものもあります。もし、そのようなことが疑われる場合、医師はCTスキャンやMRIをオーダーすることになります。