50代からのカラダ:髪、肌、脳の健康、その他

脳の健康

1/13

50代になると、25歳のときよりも脳の機能が高まります。55歳頃に少し落ち込むかもしれませんが、そのことを気に病む必要はありません。専門家の中には、年をとると精神的に鈍くなると考えることで、そうなってしまう可能性があると考える人もいます。脳力(と記憶力)を維持する一つの方法は、果物、野菜、全粒粉、オリーブやキャノーラ油などの健康的な脂肪を豊富に含む地中海食に従うことです。

心の健康

2/13

50歳以上の人の95%近くが、自分の人生に「満足」「とても満足」と答えています。しかし、女性の場合、更年期というホルモンの変化により、気分に変化が生じることがあります。また、病気やアルコールの大量摂取で、うつ状態になりやすくなります。気分を高めるためのシンプルな戦略。座る量を減らして、もっと動きましょう。1日に7時間以上座っていたり、運動をしていないと、精神的な問題が発生する可能性が高くなります。

免疫システム

3/13

ウイルスなどの外敵を狙うのが遅くなることがあります。また、誤って自分自身を攻撃してしまう可能性も高くなります。そして、あなたの体は、感染症を破壊するための「戦闘機」細胞を、以前ほど多く作ることができなくなりました。このため、インフルエンザや肺炎、破傷風などにかかりやすくなるので、最新のワクチンを接種しておきましょう。

聴力

4/13

50歳以上の人の最大40%が何らかの難聴を持っていると言われています。自然な加齢のほかに、遺伝子が関与していることもあります。また、高血圧、心臓病、糖尿病などの健康問題も、時間の経過とともに聴力に影響を与えることがあります。心配な場合は、聴力検査について医師に相談してください。よく聞こえない人は、愛する人と距離を置いたり、落ち込んだりする可能性が高くなります。

5/13

若いうちは、体内で消耗した骨細胞が新しい丈夫な細胞と入れ替わります。しかし、50代になると、壊れた骨細胞は交換される量より多くなります。つまり、骨は自然に弱くなるのです。骨を守るには、カルシウムとビタミンDを多く含む食品を食べることです。また、ハイキングやウェイトリフティングなどの体重をかける運動や抵抗運動も、骨を丈夫にするのに役立ちます。

筋肉

6/13

50歳を過ぎると、筋肉が減少するスピードが速くなります。体力も弱くなります。この衰えを食い止めるには、週に2~3回、ウエイトを持ち上げたり、ランジやスクワットなどの筋トレをするのが一番です。引き締まった筋肉を作るだけでなく、バランス感覚も向上するので、年を取ってからも重宝します。

関節

7/13

関節のクッションとなる組織や軟骨は、時間の経過とともに薄くなり、50代からその影響を感じるようになります(男性はもっと早いかもしれません)。 関節痛や関節炎を防ぐには、まず姿勢から。猫背になると、関節に負担がかかります。また、体重にも気をつけましょう。余分な体重は関節に負担をかけることになります。また、水をたくさん飲むようにしましょう。喉が渇くと、体は関節組織から流体を引き出します。

ハート

8/13

50代になると、心臓発作を起こす確率が高くなります。運動は心臓と血管の健康を保つのに役立ちます。(体重や血圧も正常な範囲に保ち、タバコをやめていない人は今がチャンスです。タバコの煙は心臓病の主な原因です。

毛髪

9/13

50歳になる頃、特に男性の場合、髪が薄くなり、後退してきます。また、民族や家族歴にもよりますが、白髪も増えてくるでしょう。自分の髪が「老けた」ように見えることに気後れするのはよくあることですが、髪を染めることは可能です。また、薬や植毛手術について医師に相談することもできます。

10/13

のんびり屋さんだったころの日焼けが、今になってあらわになっています。シミができたり、皮膚がんの兆候に注意する必要があります。若いころに肌を守らなかったとしても、今からでも遅くはありません。SPF30以上の日焼け止めを毎日塗り、毎年、皮膚がん検診を受けましょう。また、肌が乾燥し、刺激を受けやすくなっていることでしょう。無香料の保湿剤(化粧水ではありません)を使うと効果的です。

視力

11/13

スマホを見るときに目を細めてしまうのは、目の中のレンズが年齢とともに硬くなるからです。それは、加齢によって目のレンズが硬くなり、遠くを見る目と近くを見る目を素早く切り替えられなくなるためです。眼鏡(処方箋なしで購入する「リーダー」等)をかけると改善されるかもしれませんし、新しい視力処方が必要かもしれません。年齢が上がるにつれ、視力の変化は大きくなりますので、定期的に眼科検診を受けるようにしましょう。

更年期障害

12/13

女性の生理が永久に止まる年齢の平均は51歳です。ホルモンの減少に伴い、肌の乾燥やほてり、気分の落ち込みなどを感じることがあります。膣の内壁が薄くなり、乾燥するので、セックスが苦痛になることもあります。そのような場合は、医師に相談してください。抗うつ剤からホルモン療法まで、さまざまな治療が有効です。また、十分な睡眠をとることや、セックスの際に潤滑油を使用することなど、ライフスタイルを変えることもできます。

健康診断

13/13

中高年になると健康問題のリスクは高まりますが、特定の検査によって問題の兆候を早期に発見することができます。大腸がんをチェックするための大腸内視鏡検査が含まれるでしょう。女性は年1回のマンモグラフィーと3年ごとのパップスメア、男性は3年ごとの前立腺がん、精巣がんの検診が必要です。家系に病気がある場合は、主治医にそのことを伝えましょう。他の検査も受けるように言われるかもしれません。

Hot