遠視とは何ですか?
遠視とは、近くのものよりも遠くのものがよく見える状態のことです。近くのものよりも遠くのものによく目がいくようになります。
遠視が軽度から中等度の子どもは、目の筋肉とレンズがうまく目を細めて遠視を克服できるため、メガネなしで近くも遠くも見ることができます。
遠視の原因
目は光線を集中させて、見ているもののイメージを脳に送っています。遠視になると、光線の焦点が合わなくなります。
角膜は目の外側の透明な層で、水晶体は目の奥にある網膜の表面に直接像を結びます。眼球が短かったり、ピントを合わせる力が弱かったりすると、画像は間違った場所、網膜の裏側に行くことになります。それが、ぼやけて見える原因です。
遠視の症状
がある場合があります。
-
近くのものに焦点を合わせるのが難しい
-
頭痛がする
-
目のかすみ
-
眼精疲労
-
読書など近くを見る作業をした後の疲労感や頭痛
メガネやコンタクトを使用していて、このような症状がある場合は、新しい処方箋が必要な場合があります。
遠視の診断
遠視の診断に必要なのは、基本的な眼科検査です。医師は、部屋の向こう側にあるチャートを読んでもらいます。この検査で遠視が見つかった場合、レチノスコープと呼ばれる装置を使って、光が網膜にどのように反射するかを見ます。また、眼鏡やコンタクトの最適な処方を決めるために、検査機器であるフォロプターを使用します。
成人の眼科検診
米国眼科学会は、これまで視力に問題がなかった成人は、40歳になったら眼科検診を受けるべきであると述べています。40歳から54歳までは、2年から4年おきに眼科検診を受けましょう。55歳から64歳は、1年から3年ごとに検査を受けましょう。65歳以上の方は、1~2年ごとに検査を受けましょう。
糖尿病、高血圧、眼病の家族歴がある人は、40歳まで待たずに眼科検診を受けましょう。また、医師から、より頻繁に来院するように言われるかもしれません。
子供の眼科検診
専門家は、生後6ヶ月から1歳までの乳幼児に目の健康診断を受けるよう勧めています。また、3歳~3歳半、就学前、その後1~2年ごとに視力検査を受けることをお勧めします。
遠視の治療
クリアな視界のために、必要な場合があります。
-
メガネ
-
コンタクトレンズ
-
レーシックなどの視力矯正手術
遠視の場合、処方箋は「+3.00」などのプラスの数字になります。数字が大きいほど、強いレンズとなります。
眼科医に、選択肢や効果、必要なことを相談してみてください。
遠視は時間が経つと良くなるのですか?
年をとるにつれて目が変化するのは正常なことです。遠視の40歳以上の成人は、早い時期に老眼鏡が必要になることがよくあります。最終的には、遠くをよく見るためのメガネやコンタクトが必要になるかもしれません。
遠視の合併症
大人には、通常、遠視の合併症はありません。一部の子どもには、次のような問題が生じることがあります。
-
斜視(弱視)
-
目の位置が合っていない(斜視)
-
発達の遅れ
-
学習上の問題