赤ちゃんのお通じの色の変化について

新しい親なら、赤ちゃんのうんちについて想像以上に考えることがあるかもしれません。色や感触の異なるものがいつも出てくるのです。それが正常なのか、それとも問題の兆候なのか、どうやって判断したらいいのでしょうか?

基本的な知識を身につけて、赤ちゃんのライフステージを乗り切りましょう。

あそこで何が起こっているの?

赤ちゃんの最初のウンチは、メコンと呼ばれるものです。緑がかった黒色で、濃厚で粘着性のある残留物です。生後3日間だけ見ることができます。

飲み込んだ母乳は胃に向かい、そこで酸によって分解され、小腸に移動します。消化された栄養素と水分は血液に吸収され、未消化の大きな栄養素(食物繊維など)は腸内を移動し続けます。腸の中をのんびりと進んでいれば、食物繊維が水分を吸収するのに十分な時間があるため、出てくる食物繊維は固めになります。しかし、腸の中をどんどん進むと、水分も一緒に出てくるので、下痢になる可能性もあります。

ウンチは腸内を移動する際に、消化液や胆汁、細菌なども取り込み、色やにおいが変化します。

母乳とミルクの効果について

赤ちゃんは何を食べるかによって、オムツの中身に違いが出てきます。母乳は体への吸収率が高く、時には数日間ウンチが出ないこともあるほどです。一方、母乳で育った赤ちゃんの多くは、少なくともしばらくの間、授乳のたびにからし色や種っぽい黄色い便をします。一方、母乳で育った赤ちゃんの多くは、少なくともしばらくの間は、授乳のたびにカラシ色の便をします。

しかし、覚えておいてください。しかし、赤ちゃんはひとりひとり違うので、うんちの状態には幅があることを忘れないでください。

心配な親御さんへのアドバイス

赤ちゃんのウンチの色やタイミングは、食生活の変化や消化管の成熟、新しい正常な細菌が増えることによって変化します。色の変化が消化器系の問題のサインであることは稀です。通常は、便に含まれる黄色、緑色、茶色、オレンジ色の色素の量が多いか少ないかを示すだけです。

赤ちゃんのお通じが心配なとき

見られたら、赤ちゃんの担当医に知らせましょう。

  • うんちが白っぽくなる。肝臓で食べ物を消化するための胆汁が十分に作られていない可能性があります。

  • タール状の黒いウンチが出る。消化管の中に血液があり、それが腸を通過する際に黒くなった可能性があります。

  • 真っ赤な血が混じったうんち。赤い便は、特定の薬やビーツ、食品の着色料が原因であることもあります。しかし、小児科では赤ちゃんのうんちに血液が混じっているかどうかを検査することができます。

緑色、オレンジ色、黄色の便は心配する必要はありません。それらは当たり前のことで、消化器系の問題の兆候であることはほとんどありません。

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