あなたやあなたの子供が切り傷を負った。医者に行く。縫合される。これで、すべて縫い終わったと思うでしょう?
そうではありません。事故によるものであれ、手術によるものであれ、縫合した箇所をどのようにケアすればよいかを知っておく必要があります。そうすることで、あなたやあなたのお子さんが早く、そして適切に治ることができるのです。
縫い目とは?
縫い目は、洋服の縫い目と同じで、糸でつながっていると考えてください。ナイロンやシルクなど、さまざまな素材でできています。
口の中の縫い糸のように、自然に溶けるものもあります。また、後で抜糸が必要なものもあります。
縫合は、出血や感染の可能性を低くするために重要です。また、傷跡が残りにくくなります。
抜糸のコツ
縫合後、医師または看護師から縫合部のケア方法と抜糸の時期について指示があるはずです。抜糸のタイミングは、数日から2週間程度です。傷の深さや縫った場所、縫い目の種類によって異なります。
もし、説明されたことが理解できなかった場合は、必ず医師に電話をかけてください。
初日 縫合後24時間は、傷口を濡らさないようにしてください。感染の危険性が低くなります。
いつから患部の洗浄を始められるか、どのように行うかについては、医師の指示に従ってください。通常、少なくとも1日は待ってから洗浄する必要があります。
その後 汚れや縫い目の周りにできた痂皮は洗い流してください。そうすることで、傷跡が残る可能性を低くすることができます。傷口から透明な黄色い液体が漏れている場合は、包帯を巻く必要があるかもしれません。
洗った後は、必ず清潔なタオルで優しく叩くように乾かしてください。
その他、抜糸のお手入れ方法についてご紹介します。
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掻きたい気持ちを我慢する。抜いてしまう可能性があります。
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泳いではいけません。プールや池に入るのは、抜糸が終わってからにしましょう。
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シャワーを浴びてください。できれば、シャワーの水しぶきを調節し、傷口を保護しましょう。可能であれば、ソフトな設定にしてください。縫い目が濡れたら、タオルで軽く叩くようにして乾かします。
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接触するスポーツはパスする。その柔らかい部分にぶつけたり、あざを作ったりするのは避けたいものです。
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汚れた場所には近づけないようにしましょう。難しいことですが、泥、砂、ペンキなどには近づけないようにしましょう。そうすると、傷口が汚れて、もしかしたら感染症を引き起こすかもしれません。
感染の兆候に注意する
縫い目のケアを続けている間にも、感染の兆候がないかどうか注意してください。それらは以下の通りです。
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痛みの増加
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傷の周りが赤くなり、良くならずに悪化する
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傷口から赤い筋が上方に走行
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腫れ
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膿や出血
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患部から悪臭がする
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発熱
感染の兆候が見られたら、医師に連絡してください。できるだけ早く治療を受ける必要があります。
抜糸をする
縫い目の種類によっては、自然に溶けるものもあります。また、抜糸のために再診が必要な場合もあります。
抜糸のタイミングは、切り傷の種類や部位によって異なります。膝や肘などの関節の上にある縫合は、他の場所よりも長く留まる必要があるのが普通です。
縫合は、縫合したものを取り出すより、縫合したものを入れる方が難しいのです。医師または看護師が結び目のところで縫い目を切り、小さな糸を引き抜きます。少し引っ張られる感じがするかもしれませんが、痛くはありません。抜くときは、入れるときよりも短時間で済みます。
傷跡はどうなるの?
あなたやあなたのお子さんは、抜糸後の傷跡が残ることを心配するかもしれません。傷跡を目立たなくするためにできることをいくつかご紹介します。
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日差しから身を守る 損傷した皮膚は、受傷後6ヶ月間は日光によって変色する可能性が高くなります。できるだけ帽子や衣服で覆うようにしましょう。日焼け止めは、傷跡が濃くなるのを防ぐために使用しますが、傷が治ってから2週間は塗らないようにしましょう。
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シリコンシートやジェル シリコーン入りの製品は、1日12時間以上使用すれば、傷跡を柔らかくし、色を良くする効果が期待できます。ただし、事前に医師に相談してください。
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タマネギエキス。医師からこのエキスを含むクリーム(メデルマ)を勧められるかもしれません。
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マッサージをする。指を使い、中程度の圧力で円を描くように傷跡を擦ります。そうすることで、傷跡が早く柔らかくなり、平らになる可能性があります。