もやしは、サラダや麺類などあらゆる料理に使われる、歯ごたえがあって満足感のある食材です。低カロリーで、さっぱりとした味わいです。もやしにはさまざまな種類の豆が使われますが、最もよく食べられているのは緑豆と大豆のもやしです。
もやしは、ほとんどの食料品店で購入することができますし、自分で育てることもできます。密閉できる容器と光が当たらない安全な場所があれば、種から簡単に育てられます。毎晩の水やりで、2~3日後には成長し始めるはずです。
もやしは、買っても育てても栄養満点です。
健康効果
もやしは、高濃度のビタミンCやタンパク質、繊維質など、様々な点で健康的です。ここでは、もやしを食事に取り入れることで得られる効果をご紹介します。
血圧サポート
もやしには、ペプチドと呼ばれるタンパク質の構成要素があり、高血圧の予防や治療に役立つと言われています。ペプチドは、種子が発芽するときに高濃度に生成されます。いくつかの研究では、ペプチドが血圧を下げることが示されています。
がん予防
もやしに含まれるタンパク質やペプチドは、がんのリスクを減らすのにも役立つと考えられています。乳がん、白血病、消化器系のがんなど、がん細胞の増殖を抑えることが研究で明らかになっています。
消化器系の健康
もやしは、消化を助ける不溶性食物繊維の供給源です。食物繊維は消化器官内を素早く移動し、老廃物を拾って運びます。 食物繊維は、大腸の中を「掃除」するのに役立ちます。まるで体内のたわしのようなものです。不溶性食物繊維を十分に摂取することは、便秘を防ぐために重要です。
目の健康
もやしには抗酸化物質が豊富に含まれているため、加齢黄斑変性症(AMD)などの一般的な目の病気の予防に役立つ可能性があります。AMDは、55歳以上の成人の視力低下の主な原因となっています。抗酸化物質は、AMDの発症リスクを減らすのに役立つと考えられています。
もやしは、白内障の予防に役立つビタミンCも多く含んでいます。10年以上にわたってビタミンCを大量に摂取している人は、白内障の手術が必要になるリスクが減少するという研究結果が出ています。
心臓の健康
もやしは、コレステロールのバランスを整えることで、心臓の健康全般を増進させる可能性があります。動脈を詰まらせるプラークを蓄積する原因となる「悪玉」LDLコレステロールをもやしが減少させる可能性があることが、研究で示されています。もやしはまた、血液中の脂肪沈着を取り除く働きをする「善玉」HDLコレステロールのレベルを上げる可能性があります。
また、もやしにはトリグリセリドと呼ばれる血中脂肪を減少させる効果があることも示唆されています。トリグリセリドは、高濃度に蓄積されると心臓病を引き起こす可能性があります。
1食あたりの栄養成分
緑豆もやし1杯には、以下の栄養素が含まれています。
-
カロリー 31
-
タンパク質:3g
-
炭水化物: 6グラム
-
食物繊維:2グラム
-
糖質:4グラム
(>▽
脂肪:0グラム
」となります。
もやしは、細胞の損傷を防ぎ、がんや心臓病のリスクを低減する可能性のある抗酸化物質の優れた供給源です。もやしに含まれる具体的なビタミンやミネラルは以下の通りです。
-
ビタミンC
-
カルシウム
-
鉄
もやしはビタミンCを多く含み、1日の推奨摂取量の15%を摂取できます。また、骨や歯の健康に大切なカルシウムも摂ることができます。また、健康な血液の成分である鉄分も多く含まれています。
もやしの下ごしらえ方法
もやしは生で食べてもいいし、調理してもいい。調理したもやしは、炒め物や麺類、ズッキーニやニンジン、パプリカなどの野菜と一緒に炒めてもおいしく食べられます。アジア料理店では、生春巻きや肉野菜料理の具材としてもやしを見かけることが多いようです。
また、ご家庭では、サラダにもやしを散らすなど、シンプルな食べ方もできます。もやしは腐りやすいので、鮮度を保つために冷蔵庫で保存することをお勧めします。
もやしを買うときは、白くてつやがあり、先端が黄色いものを選びましょう。カビ臭かったり、ぬるぬるした感触のものは避けましょう。もやしの鮮度を確かめるには、もやしを二つに折ってみるとよいでしょう。新鮮なもやしは、パチンときれいな音がして折れるはずです。
もやしを食事に取り入れるには、次のような方法があります。
-
もやしをサラダに振りかける。
-
もやしをサンドイッチに入れると、さらに歯ごたえが増します。
-
もやしと麺、豆腐、肉、お好みの野菜を炒める。
-
もやしとアジア風春巻きを作る、または注文する。
(^ω^)ノ