糖尿病と付き合っていく上で、何を食べ、どれだけ運動するかは、健康に大きな違いをもたらします。ですから、食べ物選びと運動の仕方を賢く工夫しましょう。血糖値をコントロールするだけでなく、心筋梗塞や脳卒中になる確率も減らすことができるのです。
炭水化物を数えましょう?
炭水化物は、タンパク質や脂肪よりも血糖値に影響します。血糖値を安定させるために、1日に食べた炭水化物のグラム数を記録しましょう。医師や管理栄養士がその方法を指導してくれます。
健康的な食事の選択をしましょう。
夕食の半分をほうれん草、にんじん、レタス、トマトなど の非でんぷん性野菜でいっぱいにするのがよい方法です。残りの半分は、栄養価の高い全粒穀物やでんぷん(玄米やサツマイモなど)と、皮なしの鶏肉などの低脂肪タンパク質で割る。アボカドやナッツ類などのヘルシーな脂肪は少量にしましょう。塩分も控えめにしましょう。
間食は控えめに
ソーダや包装された食品は、カロリー、塩分、砂糖が多く含まれていますが、ビタミンやミネラルはあまり含まれていません。食事と食事の間にお腹が空いたら、ニンジンやブドウなどヘルシーなものを食べましょう。
食事とおやつを計る。
? 血糖値を管理するために、食事の分量に気をつけましょう。家庭では、計量カップやフードスケールを使いましょう。栄養成分表示」に記載されている分量を確認しましょう。
また、1食分のサイズを簡単に頭に思い浮かべる方法もあります。例えば、肉1人前は手のひらサイズです。サラダやキャセロール1杯は、こぶし大です。
体を動かしましょう。
早歩き、ダンス、水泳など、心臓がドキドキするような運動は、体がインスリンをうまく使うようになります。最初は5~10分程度でゆっくりと、そして1日30分以上、少なくとも週に5日程度を目安に取り組むとよいでしょう。(体重を減らしたい人は、60分程度を目安にしましょう)。また、歌は歌わないが、おしゃべりはできる程度の「適度な強さ」の運動が望ましい。
体力をつける
抵抗(筋力)トレーニングは、筋肉を鍛え、骨を健康に保ちます。また、血糖値の上昇を抑える効果もあります。週に2回、ジムや自宅でハンドウェイトやゴムバンドを使いましょう。腕立て伏せやスクワットなど、自分の体重を利用して筋力をつける運動もよいでしょう。
運動を楽しくする?
楽しいと思える運動があれば、アクティブな生活を続けられる可能性が高まります。1つの運動に飽きないように、いくつかの運動を切り替えて行いましょう。そうすることで、様々な筋肉を鍛えることができ、怪我をする確率も低くなります。モチベーションを上げるために、友達に運動仲間になってもらいましょう。