グリッツ 健康効果、栄養成分、調理方法について
グリッツは、トウモロコシをすりつぶして作るお粥です。アメリカ南部で人気があり、朝食に塩味または甘みのある調理法で出されることが多い。水、スープ、牛乳などでクリーム状になるまで煮るのが一般的。色は白または黄色です。
グリッツは他の全粒穀物と同様、穀粒の外皮、胚芽、内側のでんぷんの3つの主成分を持っています。グリッツにはいくつかの種類があり、それぞれ穀粒の扱いが異なります。
石臼挽きグリッツ
オールドファッション・グリッツと呼ばれることもあり、最も栄養価が高く、食物繊維が豊富な穀物です。穀粒全体をそのまま粉砕し、胚芽と外皮を残すため、全粒穀物として扱われます。調理に時間がかかり、腐りやすいのが特徴です。
クイックグリッツとレギュラーグリッツ
クイックグリッツもレギュラーグリッツも、外皮と胚芽を取り除き、内部のでんぷん質だけを残して加工されます。油分の多い胚芽がないため、精製された穀物は棚に長く並べられるようになります。栄養価はほとんど失われるため、ビタミンやミネラルを強化することもあります。
クイックグリッツは細かく挽かれているため、中挽きのレギュラーグリッツよりも調理時間が短くなります。
インスタントグリッツ
インスタントグリッツは、クイックグリッツを調理後、脱水したものです。そのため、すぐに復元でき、2~3分で調理できます。
ホミニーグリッツ
胚芽を残したまま、アルカリ性の溶液(重曹と水を混ぜたものなど)を使って外皮を除去するグリッツ。そのため、グリッツの栄養価の大部分は胚芽に含まれていますが、外皮に含まれる食物繊維は失われています。
グリッツはグルテンフリーなので、グルテン不耐症やセリアック病の方にもおすすめです。
健康効果
グリッツには、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が含まれており、以下のような健康効果が期待できます。
心臓病、2型糖尿病、一部の癌のリスク軽減
全粒穀物であるグリッツには、体内の不安定な原子であるフリーラジカルによる細胞へのダメージを軽減する抗酸化物質が含まれています。
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目の健康
グリッツに含まれる2つの抗酸化物質、ルテインとゼアキサンチンは、視力の向上や目の健康に貢献し、加齢による目の病気から守ってくれることが知られています。ただし、ルテインは油を加熱すると溶け出しやすく、失われてしまうので注意が必要です。グリッツを炒めると、ルテインの含有量が減ってしまいます。
貧血のリスクを軽減
鉄分は、高齢者に多い鉄欠乏性貧血を予防する働きがあります。また、ビタミン欠乏性貧血の原因となる葉酸も多く含まれています。
栄養の話
石臼挽きグリッツ1食で、1日の推奨摂取量の10%の鉄分を摂取することができます。また、以下のような複数のビタミンB群の優れた供給源となります。
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葉酸?
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ナイアシン?
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ピリドキシン?
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リボフラビン?
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チアミン?
」となります。
1食分の栄養成分?
ドライグリッツ1杯分(調理時は約1杯分)には、以下の栄養素が含まれています。
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カロリー 154
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タンパク質:4g
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炭水化物: 33グラム
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食物繊維:1グラム
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糖質:0グラム?
(>▽
脂肪:1グラム
(約0.5g
気をつけたいこと
グリッツに含まれる全粒粉の効果を得るには、石臼で挽かれた昔ながらのグリッツを選びましょう。また、加工方法の違いによって、特定の栄養素の利用率が上がったり下がったりすることにも注意が必要です。
グリッツは高脂肪、高糖分の調理法で提供されることが多く、また、他の不健康な食品と一緒に提供されることもあります。グリッツを食事に取り入れる場合は、バランスのとれた健康的な食事を心がけましょう。
グリッツの調理法
グリッツの種類によって調理時間は異なりますが、一般的には水、牛乳、またはブイヨンを使ってクリーム状になるまで煮ます。グリッツをヘルシーに食べるには、次のような工夫をするとよいでしょう。
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砂糖の代わりにフルーツを添えて。
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朝食に不健康な肉ではなく、ローストした野菜を入れてみる。
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バターやチーズを載せる代わりに、栄養酵母を一振りしてチーズのような風味にする。
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低脂肪の牛乳や水を使う。
(※1)。
グリッツのヘルシーレシピはインターネットでも検索できますよ?