簡単でヘルシーな職場のおやつ

ドクター・アーカイブより

仕事の時間はいくらあっても足りませんよね。少しでも時間を短縮しようと、デスクでおやつを食べたり、お弁当を食べたりしている人も多いのではないでしょうか。あなたもやっているはずです。

カフェテリアや通りまで歩いて行ってスナックを買う数分も惜しいと思う人もいます。食事をする時間があっても、メールをチェックしたり、書類を整理したり、電話に出たりする合間に、こっそりと食べている人もいます。

仕事中に休憩を取ることは心身ともに良いことですが、栄養学の専門家によれば、このデスクトップ・ダイニングの習慣は健康を害する可能性があるとのことです。その理由は以下の通りです。

  • デスクでおやつを食べる人は、早食いになりがちです。そして、早食いをすると、必要以上に食べてしまう可能性が高くなるのです。

  • 仕事をしようとしながら食べるときは、"無心で食べている "可能性が高いです。体は動いているのに、脳は食べていることを十分に認識していないのです。この場合も、体が本当に必要としている以上のカロリーを摂取してしまう可能性があります。

  • ストレスや退屈から間食をする場合(空腹からではない)、摂取するカロリーは「余分な」カロリーになりがちであることが研究により明らかになっています。つまり、次の食事で食べる量を減らしたり、次の食事まで長く待ったりして補うことはしないのです。例えば、最近のフランスの研究では、痩せた若い男性に昼食の215分後に高タンパク質または高炭水化物のおやつを与えたところ、午後のおやつを食べなかった日とほぼ同じカロリーを夕食で食べたことが判明しています。

では、このような落とし穴を克服するにはどうしたらよいのでしょうか。ひとつは、食事中の数分間は仕事を中断し、ゆっくりと食事を楽しむことです(さらに、作業中の重要な報告書にパンくずがつく心配もありません)。また、職場で食べるおやつは、果物、野菜、豆、全粒穀物、ヨーグルトなど、毎日の食事に取り入れるべき食材を使ったヘルシーなものを選びましょう。

また、おやつのカロリーも重要です。

米国栄養士会の広報担当であるキャサリン・トルマッジは、1日に3回までおやつを食べることができますが、1回のおやつのカロリーは100〜200kcalに抑えるようクライアントに伝えています。

「炭水化物、タンパク質、脂肪が少量摂れるおやつをお勧めします」と彼女は言います。

しかし、職場の自動販売機やスナックショップに頼っていると、そう簡単にはいきません。大抵の場合、高糖質、高脂肪のスナック菓子が多く、栄養価はあまり高くありません。また、トールマッジのスナック菓子ガイドラインである200キロカロリー以下を満たしているものはほとんどありません。例えば、ポテトチップス(1袋2オンス)は303キロカロリー、脂肪分19.6グラム、チョコレートチップクッキー(1袋2オンス)は277キロカロリー、脂肪分16グラムなどです。

間食は計画的にとるのが一番です。デスクやオフィスにヘルシーなものをいくつか置いておけば、昼食をとる時間がないときや、日中に少し栄養を補給したいときに便利です。また、職場に冷蔵庫があれば、自宅から新鮮なスナック菓子を毎日持っていくこともできます。

ここでは、デスクに常備しておくと便利なお菓子の例をご紹介します。

  • トレイルミックスやドライフルーツ、ナッツ類

  • 朝食用シリアル(食物繊維が多く、糖分の少ないものを選んでください。)

  • 高繊維、低脂肪、低ナトリウムのスープ缶(缶切りを忘れずに)

  • インスタント・オートミールのパック(砂糖の少ないものを探してください)

  • ツナサラダセット(ツナ缶(小)、レリッシュパック、クラッカー入り

  • 高繊維・低脂肪のクラッカー(低脂肪のトライスケットなど)

  • ナチュラルスタイルのピーナッツバター、クラッカー、ベーグル、フルーツ添え

  • 低カロリーのホットチョコレート

当日持参できる簡単な常備菜を紹介します。

  • 低脂肪のヨーグルト(フルーツ入り

  • 低脂肪カッテージチーズ(フルーツ入り

  • 低脂肪チーズと低脂肪・高繊維質のクラッカー

  • 昨夜の食事の残りをランチルームの電子レンジで温めたものを少量ずつ。

また、デスクトップドリンクは、自分に不利にならないよう、自分に有利になるように工夫することが大切です。つまり、喉の渇きを癒してくれるカロリーゼロの飲み物か、栄養価はあるが糖分が多くない飲み物を選ぶことです。

ノンカロリーでおすすめなのは、以下のようなものです。

  • ミネラルウォーター(お好みでライムやオレンジなどのフレーバーエッセンスを加えたもの)

  • ハーブティーまたは普通のお茶(冷たいもの、熱いもの)

  • コーヒー(ノンカフェインがベスト)

  • ダイエットソーダ(ノンカフェインがベスト)

栄養はある程度摂れるけど、糖分が少ない飲み物は以下の通りです。

  • 無脂肪または低脂肪の牛乳

  • 無脂肪乳または低脂肪乳を使用した飲料(ライトホットチョコレートやカフェラテなど)

  • 100%果汁または果汁と炭酸水を混合した飲料

  • 100%フルーツネクター、またはネクターとスパークリングウォーターで作られた飲料

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