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フェイスマスクの装着を拒否した乗客のため、フライトが切り返される
By Ralph Ellis
大紀元日本1月20日】マイアミを出発してロンドンに向かうアメリカン航空のフライトは20日、乗客がマスクの装着を拒否したため、出発から1時間で引き返された。
AAL38便がマイアミ国際空港に戻ると、警察官が女性を機外に連れ出したと、マイアミ・デイド警察署の広報担当者は述べた。USA Todayは、告発はされなかったが、女性は飛行禁止リストに載せられたと報じた。
アメリカン航空の広報担当者カーティス・ブレッシング氏によると、連邦政府のマスク義務に従おうとしない乱暴な客がいたため、フライトを引き返したとUSAトゥデイ紙は報じている。連邦航空局が彼女に対して強制措置を開始するかどうかは不明である。
乗客は後の便に乗る予定だった。元の便の乗客は129人、乗員は14人だった。
2021年1月以降、運輸保安庁は民間航空機、路線バス、通勤バス、鉄道の乗客にフェイスマスクの着用を義務付けている。このルールは3月18日まで延長された。
この規則により、フライト中の摩擦が増加しており、FAAは今年暦年で151件の手に負えない乗客の事件を報告し、そのうち92件はフェイスマスクが原因であったという。32件の調査が開始され、4件の強制措置が開始された。
昨年は、5,981件の乱暴な乗客に関する報告がFAAに寄せられ、そのうち4,290件がフェイスマスクに関連するものでした。連邦航空局は1,081件の調査を開始し、350件の強制措置を実施しました。
連邦航空局は刑事事件として起訴することはできないが、手に負えない乗客に対して最高37,000ドルの罰金を科す権限を持っている。
一例として、USAトゥデイによると、2021年5月18日、テキサス州オースティン発サンフランシスコ行きのホライズンエアのフライト中の行動により、ある女性が3万2000ドルの罰金を科されたという。女性はシートベルトを締める指示に従わず、夫と息子を殴り、客室乗務員にゴミを投げつけ、他の乗客からクッキーを奪った、とUSAトゥデイはFAAの情報を引用して伝えた。
また、2021年5月5日のニューヨーク発シカゴ行きの便で、サウスウエスト航空の乗客がコックピットに入ろうとし、客室乗務員を殴るという事件もあった。その乗客は26,786ドルの罰金を科されたとUSAトゥデイは報じている。