休日に侵入する仕事の電子メールは健康に悪い

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休日に侵入する仕事のメールは、健康に悪いかもしれない

By Lisa Rapaport

2021年12月21日 -- 仕事から離れられないと感じている人、休みの日に仕事のメールが煩わしいと感じている人--たとえそれが連休や待望の休暇であっても--は、あなただけではないはずだ。最近の調査によると、4人に1人以上が、勤務時間外にも受信トレイをチェックし、メッセージに返信しなければならないと感じているそうです。

また、時間外のメールを管理する必要性を感じている人の半数以上が、仕事が心理的な負担になっていると答えています。

南オーストラリア大学が40大学の2,200人以上の教職員を対象に実施したオーストラリアの調査結果によると、今年、26%の労働者が勤務時間外に上司からのメールや電話、テキストに返信する義務があると感じていることがわかりました。

ギャラップ社の世論調査によると、営業時間外に延々と仕事のメールを送り続けることは米国でもよくあることで、労働者の10人に6人が影響を受けているそうです。しかし、91%の労働者が営業時間外のメールの量は妥当だと考えており、ほとんどの労働者が精神的な健康に影響を及ぼしているとは感じていないようです。

オーストラリアの調査では、このような文化が職場に浸透しているようです。調査対象となった大学職員の半数が、勤務時間外に同僚から仕事関連のメール、電話、テキストを受け取ったと回答しています。また、調査対象の労働者の57%が、勤務時間が終わった後でも、会社の仲間にメールやテキストを送ることに罪悪感を抱いていることを告白しています。

また、3分の1以上の労働者が、勤務時間中であるかどうかにかかわらず、メッセージにすぐに返信することが組織内の常識であると回答しています。

このような背景から、仕事のメールが心身の健康を損なうのも不思議ではありません。

休日にメールを管理する義務があると感じるワーカーの56%が心理的苦痛を感じているのに対し、退社時に会社のメールをログオフしている同僚は42%でした。同様に、オフタイムに仕事のメッセージを浴びせられた人の61%が精神的な疲労を感じ、28%が体調不良を訴えています。

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