休日の健康被害
お祭りの飾りつけや家族の伝統行事など、この季節は陽気なことがたくさんあります。しかし、悪い知らせもあります。祝祭日を楽しく演出するアイテムの多くは、子どもたちの健康や安全を脅かす可能性があります。実際、この時期は救急病院を訪れる人が最も多い時期の一つです。お子さんがいらっしゃる方も、ご自宅でお子さんをお預かりする予定の方も、お子さんを危険にさらさないための8つの方法をご紹介します。
有毒な植物に近づかない
ヒイラギの木を避ける理由は、鋭くとげとげしい葉だけではありません。ヒイラギの実は、人間やペットに毒を与えます。その実を少し食べただけで、嘔吐、下痢、脱水、眠気などを引き起こすことがあります。また、ヤドリギにも毒が含まれている可能性があります。ヤドリギを少量食べただけでは、ほとんどの人が中毒を起こすことはありませんが、小さなお子さんがいるご家庭では、これらの有害な植物を家の中に入れないようにした方がよいでしょう。
危険な装飾品に注意
バブルライト(50年代、60年代、70年代に流行した照明)は、見た目は陽気ですが、小さな子供には危険です。電球の中に入っている塩化メチレンという液体は、吸い込んだり、飲み込んだり、皮膚に触れたりすると猛毒です。吐き気や嘔吐、頭痛、眠気などの症状が現れ、死に至ることもあるそうです。
また、キラキラした装飾品も窒息の危険があります。さらに、壊れやすいガラスの装飾品は、簡単に割れて切り傷を負う可能性があります。これらの危険な飾りは、ツリーの高い位置に置くか、子どもが大きくなるまで置かないようにしましょう。
クリスマスツリーの防寒対策
手作りや市販のツリー用防腐剤(特に漂白剤と酢やアルコールを使ったもの)は、子供やペットが飲むと害を及ぼす可能性があります。また、針は飲み込むと口やのどを切る痛みを伴いますので、落ちている針は速やかに片付けてください。
安全なパーティーを計画する
パーティー中に飲み残した飲み物を拾い、アルコールが入った瓶や缶は子供の手の届かないところに置いておきましょう。ワイン、スピリッツ、ビールなど、一口のアルコールで血糖値が下がり、発作や昏睡、死に至ることもあり、子供にとって危険です。ポップコーンやピーナッツのようなパーティーフードは、子供が喉に詰まらせるのに十分な大きさです。4歳以下のお子様をお連れの場合は、別のスナックをお出しください。
電池を使用した製品にご注意ください
おもちゃや装飾品から電池を取り出さないようにしましょう。特にボタン型は丸いので危険ですが、どの大きさのものでも飲み込んでから2時間以内に食道がやけどすることがあるそうです。電池は出しっぱなしにせず、落としたときに開く可能性のある電池入れはテープで固定しましょう。
薬を安全に保管する
お客様をお招きするときは、薬やビタミン剤などはしっかりと閉めて、子供の手の届かないところに保管するようにしましょう。また、子供は財布やバッグの中に入ってしまうことがあるので、手の届かない場所に保管しましょう。子供が他人の家を訪問したり、滞在したりする場合は、薬(風邪薬やおむつかぶれ用クリームなどを含む)を安全な場所に置くようにしましょう。?
火災の危険を避ける
暖炉の火は、休日の祝宴に心地よいシーンを演出しますが、危険な場合もあります。毎年、初めて火をつける前に、暖炉の点検を受けましょう。紙や松の木は燃やさないようにしましょう。煙突から流れ出し、屋根や近所の人に引火する可能性があります。ラジエーター、暖房器具、ろうそくなどの熱源は、ツリーに近づけないようにしましょう。?
スマートな旅
休日の旅行は誰にとっても簡単ではありませんが、幼児連れでは特に難しいものです。事前に寝床の手配をし、安全な場所を確保しましょう。コードや階段が緩んでいると転落する恐れがあるので、危険なものを移動させてもよいか、宿泊先に確認しましょう。食事の時間になったら、テーブルセッティングを確認します。窒息の危険性のあるもの、アレルギーのあるもの、熱いスープや炒め物など火傷の危険性のあるものに注意しましょう。