お子さまの生後2年間は、定期的なウェルネス検診が大切です。乳幼児健診で期待されることについては、こちらをご覧ください。
米国小児科学会(AAP)は、新生児が生後3〜5日目、生後1週間目に健診を受けることを推奨しています。その後、2歳になるまで数ヶ月に一度の検診を受ける必要があります。
乳幼児健康診査の注意点
身長と体重を測ります。ほとんどの場合、まず赤ちゃんの身長と体重を測定し、他の新生児と比較して確認します。その数値を成長表に記入し、その後の受診時に成長の経過を確認する指標とします。赤ちゃんに関する疑問や不安は、医師に気軽に質問してください。
身体検査。初診では、服を脱がせた状態で、異常がないかを確認します。健康診断では、目の検査、脈拍や心拍のチェック、へその緒のチェック、腰の検査などを行います。
スクリーニング検査。病院で出産した場合、スタッフがスクリーニングテストを行い、以下のような問題がないかをチェックしたはずです。?
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代謝(酵素が不足していないか、酵素が正しく機能していないかなど)。
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甲状腺や副腎で赤ちゃんが適切なレベルのホルモンを生成できるようにすることを含む、ホルモン?
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血球の異常など、ヘモグロビンについて。???
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嚢胞性線維症、心臓病、難聴、ガラクトース血症などの内科的疾患。
医師は必要に応じて、再度スクリーニング検査を行うことがあります。医師は通常、乳幼児健診のたびに聴力検査を行います。
予防接種 赤ちゃんの発育段階に合わせて、医師が予防接種を行います。予防接種は、深刻な問題を引き起こす可能性のある病気から赤ちゃんを守るためのものです。?
乳幼児健診でチェックされるマイルストーン
乳幼児健診では、赤ちゃんの月齢に応じて、医師が特定の指標を確認します。以下は、各ステージでよくチェックされる一般的な内容です。
3~5日目。医師は、赤ちゃんがお腹が空いたときに食べるかどうかを調べます。通常は1~3時間おきです。母乳育児や粉ミルクのすすめ方など、赤ちゃんが困っているようであれば、相談してみるとよいでしょう。新生児は、毎日一定数の濡れたオムツと汚れたオムツを着用する必要があります。
ほとんどの新生児は、1日に20時間まで眠ります。排便や睡眠の習慣に異常が見られる場合は、医師に相談してください。
この時期の赤ちゃんは、顔に気づき、音に反応するようになります。手足を動かし、うつぶせにすると一瞬頭を持ち上げてみたりします。おっぱいや哺乳瓶の乳首をねだったり、手のひらで指を握ったりと、本能的な行動が見られるようになるはずです。
1ヵ月。赤ちゃんは1日に12回まで食事ができるようになります。排便の回数にばらつきが見られるようになります。数日間排便がないこともあります。ミルクで育てられた赤ちゃんは通常1日1回ですが、母乳で育てられた赤ちゃんは3回以上出ることもあります。
睡眠時間が短くなり、昼寝を含めても14〜17時間しか眠らない。物への集中力が高まり、音を聞いたときの反応もよくなるはずです。
4〜6ヵ月。粉ミルクや母乳から栄養を摂るようになり、排便も規則正しくなってきます。便が出にくいようであれば、医師に伝えてください。昼寝は1日2~3回になり、夜間は16時間まで眠れるようになるかもしれません。
赤ちゃんは4ヵ月になると、クンクン鳴いたり、微笑んだり、笑ったりすることが多くなります。両手を胸の上で組んだり、物をつかもうとしたりします。この時期の典型的なマイルストーンは、座った状態で頭をコントロールできること、うつぶせにしたときに腕で体を支えることができることです。また、6ヵ月ごろには足の指をつかんだり、歯が生え始めたりすることもあります。
9ヵ月 固形食の種類が増えるにつれて、排便の硬さが変化していることに気づくかもしれません。睡眠時間は12時間から16時間程度です。基本的な言葉を発し、「いいえ」という言葉を理解し始めるかもしれません。
赤ちゃんは通常、何も支えがなくてもお座りができるようになり、自分で引っ張って立ち上がるようになったり、家具を使って部屋の中を歩き回ったりすることもあります。
12ヵ月。赤ちゃんが粉ミルクを飲んでいて、乳糖の問題がない場合は、牛乳に切り替えても大丈夫なはずです。ご希望であれば、母乳育児を続けてもかまいません。1歳児は、簡単な言葉を使い、一歩ずつ進む基本的な命令に従う能力を示すかもしれません。介助なしで歩けるようになり、いないいないばぁやパティケーキなどの遊びを楽しむようになるかもしれません。