赤ちゃんの食事量が足りないのでは?赤ちゃんが食べる量は、月齢や成長速度によって異なります。これらのヒントを参考に、ベビーサインをしっかり覚えましょう。
赤ちゃんはひとりひとり違いますが、授乳の時間には心に留めておくべき基本的なガイドラインがあります。
赤ちゃんはどのくらい食べるの?
新生児から2ヵ月まで 生後1ヶ月の赤ちゃんは、1日に8~12回の食事が必要です。これは2~3時間に1回の割合です。母乳で育てている場合は、1時間半に1回、1日に15回まで食べることができます。最初の数週間は、赤ちゃんが自分で起きて食事をすることができない場合、予定通りに食事ができるようにする必要があります。
母乳で育てている場合、赤ちゃんは10~20分ほどおっぱいに触れていることになります。もっと長く授乳する子もいますが、その間、実際に吸ったり飲み込んだりしていることを確認してください。
粉ミルクを与えている場合 1回の授乳で1.5〜3オンスを飲むように計画しましょう。
1ヵ月ほどすると、1回の授乳で4オンス以上食べるようになります。母乳で育った赤ちゃんは、授乳のコツをつかむと、あなたからもより多くのミルクをもらえるようになります。しかし、授乳時間が短くなるため、赤ちゃんは気づかないかもしれません。
授乳するにしても、哺乳瓶でミルクを与えるにしても、赤ちゃんの成長とともに食欲も増していきます。
2ヵ月になると、1回の授乳で4~5オンス、3~4時間の間隔をあけて飲むようになります。
4ヵ月になると、1回に6オンス(約1.5リットル)必要になることもあります。小児科医は、固形食の導入を始めるよう勧めるかもしれませんし、まだ母乳だけで育てている場合は待つようにアドバイスするかもしれません。
6ヵ月になると、母乳やミルクを8オンスも飲む赤ちゃんもいますが、授乳間隔が長くなります。
忘れないでください。赤ちゃんが飲む正確な量は、日によって異なります。たとえば、成長期には通常よりもたくさん食べたがることがあります。赤ちゃんがどれくらいの量を必要としているか、信頼してあげてください。
お腹がいっぱいになったことを示すいくつかのサインを確認することができます。
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おっぱいや哺乳瓶から手を離す。
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授乳中に眠ってしまう
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頭を振ったり、口を閉じたままにしている
これらのサインは、お子さまに栄養を与えすぎていないことを確認するのにも役立ちます。また、定期健診では、小児科医が赤ちゃんの成長(身長や体重)が順調かどうかを教えてくれます。
赤ちゃんが十分に食べている証拠
適切な量の食事がとれていると、次のようなことがわかります。
おむつがたくさん濡れている。生後数日は、1日に1~2枚しか濡れないかもしれません。その後、24時間ごとに布おむつを6~8枚(紙おむつは5~6枚)交換し、1日に2~5回のうんちをするようになるはずです。
体重は順調に増加します。最初の2週間を過ぎると、6ヵ月目までは1週間に4~7オンス、6ヵ月から18ヵ月までは3~5オンスの体重が増えるはずです。
あなたの赤ちゃんは活発で幸せです。よく食べている子は警戒心が強く 活発に見えます。また、授乳の間も満足しているように見えます。
赤ちゃんが十分に食べていないサイン
医師に連絡する理由は以下の通りです。
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おしっこの色が濃くなったり、おむつにオレンジ色の結晶がついたりする。
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食べるより寝たがる
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おっぱいに吸い付かない、または、おっぱいから離れる
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授乳後すぐに騒ぐ
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おむつを濡らす回数が減る
新しい親として、自分の直感を信じることが大切です。もし、食事に不安があるようなら、主治医に相談してください。