慢性ライム病 (PTLDS) -- 合併症

ライム病の症状が一般的な治療期間を過ぎても長引く場合、治療後ライム病症候群(PTLDS)と呼ばれる状態になることがあります。 医師が症状を解説します。

PTLDSによる様々な影響は、数ヶ月間続くことがあります。その症状は、他の多くの問題を模倣する傾向があるため、ライム病を「偉大な模倣者」と呼ぶ人もいます。

疲労感

PTLDSの特徴的な問題は、疲れを感じることです。この症状には、広範囲の筋肉痛や激しい頭痛が伴います。疲労感は何年も続くことがあります。この症状は、慢性疲労症候群や線維筋痛症と呼ばれる疼痛疾患と類似しています。

関節炎と関節痛

ライム病患者の少なくとも半数は、関節炎を発症します。痛みや関節のこわばりは全身に及ぶことが多いのですが、膝など特定の関節にだけ現れることもあります。通常は治るのですが、中には関節炎が続く人もいます。

頭の病気

PTLDSの人の多くは、ひどい頭痛に悩まされ、短期記憶やその他の思考能力の障害を訴えます。

しびれ

腕、顔、手、足などにしびれや痛み、感覚の喪失が起こることがあります。

ベル麻痺(Bell's Palsy

慢性的なライム病が顔の神経に影響を及ぼすと、ベル麻痺と呼ばれる症状が起こります。顔の筋肉やまぶたが片方だけ垂れ下がります。顔がしびれたように感じるかもしれません。聴覚や視覚も影響を受けることがあります。

心臓の問題

まれに、PTLDSは臓器障害を引き起こすことがあります。心臓の拍動が不規則になったり、遅くなったりすることがあります。

うつ病とストレス

ライム病そのものが人をうつ病にするわけではありません。しかし、治療が終わった後もずっと続く症状に対処するのは大変なことです。そのため、ストレスや不安、うつ病を引き起こすことがあります。カウンセラーに相談することで、このストレスの多い時期に必要なサポートを受けられるかもしれません。

PTLDSの治療

ライム病の治療が終了しても症状が治まらない場合、再度抗生物質を投与することがあります。ライム病の治療が終了しても症状が治まらない場合、再度抗生物質を投与することがありますが、投与しなかった人と投与した人の間にほとんど差がないという研究報告があります。

あなたの症状をすべて医師に話してみてください。その上で、一緒に治療計画を立てましょう。

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