双極性障害の躁病相のうち、躁と軽躁の症状について、医師が解説しています。
しかし、軽躁状態をご存じですか?躁病の中でも、それほどひどくはないものです。気分が高揚し、いつもよりエネルギーがあるため、かなり気分が良いのですが、制御不能になるわけではありません。
問題は、双極性障害の患者さんにとって、軽躁状態が躁状態に発展する可能性があるということです。また、深刻なうつ病に移行することもあります。そして、そのパターンが予測できないため、どちらが起こるかわからないのです。
躁病なのか?
そうかもしれません。
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エネルギーに満ち溢れている
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ハイな気分、ウキウキした気分
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考え事が多い
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早口で話す
- より多くのリスクを負う
- 休息するために必要な睡眠時間が通常より短くなる
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いつもより気が散ることが多い
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嗅覚や触覚などの感覚が鋭敏になる
双極性障害の人の中には、躁状態やうつ状態のときに、ありもしないことが聞こえてくるなど、精神錯乱状態になる人がいます。また、誤った信念を持ち続けることもあります。自分には超人的な技術や力がある、自分は神のような存在であるとさえ思っている場合があります。精神病の症状がある場合は、軽躁病ではなく躁病です。
このような症状は、自分では気づかないかもしれないことを心に留めておいてください。友人や家族がそのパターンに気づくかもしれません。症状が1週間以上続き、生活に支障をきたすようであれば、躁病の可能性があります。