脳腫瘍の症状:発作、不器用、視力障害など

脳腫瘍の症状や救急受診のタイミングについて、医師が解説しています。

脳腫瘍には多くの症状があります。しかし、その中には他の病気が原因で起こるものもあります。あなたの症状の原因が何であるかを確実に知る唯一の方法は、検査を受けることです。

症状が出るのは

  • 腫瘍が脳の他の部分を押したり、侵食したりして、本来の働きができない状態になっている。

  • 腫瘍や周囲の炎症によって、脳が腫れている状態。

原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍は、症状が似ています。これらは、最も一般的なものです。

  • 頭痛

  • 衰弱

  • 不器用

  • 歩きにくい

  • 発作

あまり具体的でない症状としては

  • 集中力、記憶力、注意力、または覚醒度の変化

  • 吐き気、嘔吐

  • 視力障害

  • 言語障害

  • 知的能力または感情的反応の漸進的変化

症状があまりにゆっくり起こるので、本人や家族が見逃してしまうこともあります。また、症状が急激に現れ、まるで脳卒中になったかのように思えることもあります。

医療機関を受診するタイミング

次のような症状がある場合は、すぐに救急医療機関を受診してください。

  • 原因不明の持続的な嘔吐

  • 複視または原因不明の視界のぼやけ(特に片側だけ

  • 無気力または眠気の増加

  • 新しい発作

  • 新しい頭痛のパターンまたはタイプ

頭痛は脳腫瘍の一般的な症状と考えられていますが、発症してしばらくの間は、頭痛が起こらないこともあります。頭痛のパターンに大きな変化が見られたら、主治医から病院に行くように言われるかもしれません。

脳腫瘍の場合、新しい症状や比較的突然の悪化があれば、最寄りの病院の救急外来を受診してください。次のような新しい症状に注意してください。

  • 発作

  • 過度の眠気、記憶障害、集中力の欠如等の精神状態の変化

  • 視覚的な変化やその他の感覚的な問題

  • 言語または自己表現に問題がある

  • 行動や性格の変化

  • 不器用、歩行困難

  • 吐き気や嘔吐が続く(特に中高年の方)

  • 突然の発熱(特に化学療法後

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