猫の足をケガしないようにする方法など、最も重要な肉球ケアのヒントをご紹介します。
ここでは、猫の足のお手入れのための10の実践的なヒントをご紹介します。
1. 1. 猫の足を清潔に保つ
これは、猫の足を健康に保つために最も重要なことです。毎日、湿らせた布で猫の足を拭いてあげましょう。足の間に砂やゴミが詰まっていないかもチェックしましょう。猫が足についた有害物質をなめると病気になることがあるので、足の掃除と一緒に、猫が歩いたときにこぼれたものを速やかに掃除してください。これは、家具を清潔に保つことにもつながります。
2. 足にケガをしていないか確認する
猫の肉球を拭いているときに、切り傷や擦り傷がないか確認します。破片や異物を拾っていないかも確認しましょう。小さな傷であれば、やさしい石鹸で洗ってあげましょう。破片はピンセットで取り除くことができます。重傷の場合は、獣医さんに診てもらいましょう。
3. 3.猫がひっかき傷をつける機会をつくる
猫がひっかくのが好きなのは、よく知られていることです。爪研ぎや運動、縄張りを示すためなど、さまざまな理由で引っ掻きます。家具を壊さないようにするには、家のあちこちに猫がひっかきやすい場所を作ってあげることです。原則として、家の中にいる猫の数と同じ数の引っかき面を用意し、さらにもう1つ用意しましょう。これらは市販のものでも、自分で作ってもかまいません。
4. 猫の爪を切っておく
数週間に一度、猫の爪を切って、爪を短く保ち、ひっかき傷を減らすようにしましょう。爪切りは、切れ味の悪いものを使うと効果がありません。爪切りを始める前に、猫を落ち着かせます。爪切りに慣れるまでは、猫に負担をかけないようにしなければなりません。
前脚をやさしく握り、爪を露出させます。爪の半透明の白い部分のみを切ります。ピンク色の部分はクイックと呼ばれるもので、切ると血が出ます。一度にすべての爪を切ることはできません。特に最初のうちは、すべての爪を切るには数回かかると思われます。猫の爪を切るのが不気味に感じたり、猫が爪を切るのを嫌がったりしたら、獣医やグルーマーに訪ねて爪を切ってもらいましょう。
5. 猫の足の指の間の毛を整える
長毛種の猫の場合、足の指の間の毛が気になることがあります。猫が執拗に毛をなめている場合は、丸めたハサミでそっと刈ってあげるとよいでしょう。
6. 感染症に注意する
爪が割れたり、切り傷を負ったりしたときに、すぐに処置をしないと、感染してしまうことがあります。愛猫の肉球が腫れていたり、血がついていたり、嫌な臭いや膿が出ていたりしたら、獣医さんに感染症にかかっていないかチェックしてもらいましょう。
7. 愛猫の肉球を保護する
猫の足にはゴムのような厚いパッドがあり、足のクッションになり、極端な天候から体を守ってくれます。しかし、熱すぎたり冷たすぎたりする表面でケガをすることがあります。猫が高温または低温の表面や腐食性の物質の上を歩かないようにしましょう。また、猫が過ごす場所にガラスの破片やその他の破片がないかどうか確認してください。裸足で歩かないような場所を歩かせないようにしましょう。
8. 足を引きずっていないか
猫が足を引きずったり、片方の足を好んだりしている場合は、足に問題がないかどうかチェックしてください。問題がないように見えても、その行動が続くようであれば、獣医師の診察を受ける必要があるかもしれません。
9. ピローフットのサインを知る
形質細胞性足皮膚炎(ピローフット)は、足底に起こる珍しい病気です。必ずしも痛いわけではないので、猫は足を引きずったり、気にしたりしないかもしれません。枕足では、通常、複数の足が侵されますが、4本全部が侵されることはありません。足裏はムズムズして膨らみ、紫色を帯びて潰瘍ができることもあります。
もし猫に枕足の症状が見られたら、獣医に予約を取ってください。枕足は、薬や手術で治療することができます。
10. 猫の爪を抜かないでください
猫の断尾は、爪を抜くだけの簡単な処置だと思っている人が多いようです。しかし、実は脱皮とは、猫の足の指の最後の骨を切断することなのです。人間でいえば、指と足の指の第一関節を切り落とすのと同じことです。この不必要な手術は、猫に痛みを与えるだけでなく、組織死や感染症などの合併症のリスクも伴います。また、猫の足と地面の接し方が変わってしまうため、その後の歩き方にも影響があるのです。