風邪を治す薬はありませんが、回復するまでの間、快適に過ごすことが大切です。ここでは、風邪をひいたときに役立つヒントを紹介します。
風邪をひいてしまった?風邪を治すには、症状を和らげるためにできることがたくさんあります。簡単なものをいくつか紹介します。
暖房をつける
風邪をひいたとき、チキンスープや熱いお茶を飲むと症状が和らぎます。理由は「熱」。温かさが喉から胃に向かうと、粘液が緩んで咳が出やすくなるのです。
蒸気も同じように作用します。浴室で熱いシャワーを出しながら座ると、鼻や頭のつまりが緩和されます。
水分補給を怠らない
風邪をひくと、体内で粘液が多く作られます。粘液を作ると、体の水分を消費してしまいます。
水分の補給は、粘液を薄め、粘着性をなくし、吹き出したり、咳をしやすくします。カフェインやアルコールの入った飲み物は、脱水症状を起こす可能性があるので、控えましょう。
肌をいたわる
風邪をひくと鼻をよくかんでしまいますよね。その結果、鼻の上や下の皮膚が赤くなったり、ひび割れたりすることがあります。
このようなときは、ワセリンや化粧水入りのティッシュを使用するとよいでしょう。
塩水うがい
喉の痛みがある場合は、小さめのコップ1杯のぬるま湯に小さじ1杯の塩を混ぜて、塩水うがいをしましょう。塩味と温かさの組み合わせで、短期間の緩和が期待できます。
サプリメントを検討する
サプリメントの中には、風邪を治すのではなく、風邪の期間を短くするものがあります。亜鉛、ビタミンC、エキナセアについては、医師に尋ねてください。
新しいサプリメントや薬を始める前に、主治医に伝えてください。医師は、あなたが服用している他の薬との相互作用がないことを確認します。
蔓延を防ぐ
風邪が治っている間は、家にいることが大切です。どうしても外出しなければならない場合は、接触する人を制限するようにしましょう。
咳やくしゃみをするときは、肘の内側で口を覆い、手に菌がつかないようにしましょう。ちょっとした礼儀作法が大切です。
がんばりましょう。風邪は通常1週間程度で治りますので、無理をせず、体調に気をつけて、いつの間にか元通りになっているものです。