直腸鏡検査は、大腸がんの徴候を探すために直腸を素早く調べる検査です。 医師は、検査で何を期待するかを教えてくれます。
直腸鏡検査はなぜ行われるのですか?
いくつかの理由があります。直腸や肛門の病気を調べるため、バリウム注腸の異常結果を確認するため、直腸出血の原因を調べるためなどです。
また、ポリープ(腸の内壁にできる良性の増殖物)の成長を追跡するためや、すでにがんの手術を受けた人が直腸がんの再発をチェックするために、直腸鏡検査を受けることもあります。
どのような準備が必要ですか?
直腸鏡検査を受ける前に、医師は通常、検査の前夜に浣腸(腸をきれいにするために直腸に挿入する薬)を使用するように指示します。具体的な指示は聞いてください。
あるいは、検査の直前に医師の診察室で浣腸を受けることもあります。
直腸鏡検査の当日はどうするのですか?
直腸鏡検査は、医師の診察室で受けることになるでしょう。腰から下の服を脱いで、テーブルの上に横向きに寝ます。
医師は、手袋をはめた指を肛門に挿入し、圧痛や閉塞がないかどうかを調べます。
次に、潤滑油を塗った直腸鏡を直腸に挿入し、空気を送り込んで直腸を拡張させます。便意を催すような満腹感を感じるかもしれません。
また、医師は特殊な器具を用いて、腫瘍を除去したり、さらなる検査のために生検と呼ばれる組織のサンプルを採取したりすることがあります。
検査が終わると、医師はスコープをそっと引き抜きます。
ほとんどの人は、この処置に麻酔を必要としません。スコープを挿入している間、多少の圧迫感やけいれんを感じるかもしれません。しかし、痛みを感じることはありません。
この処置の間、空気が抜けるような感じや音がすることも珍しくありません。これは普通のことで、予想されることなので、恥ずかしく思わないでください。
検査後もけいれんが続く場合は、ガスを排出すると楽になることがあります。検査後、部屋の中を歩き回ると、ガスを排出しやすくなることがあります。直腸鏡検査は、通常5分から15分かかります。