トランス脂肪酸とFDAの禁止令について、医師が解説しています。
トランス脂肪酸は、LDL「悪玉」コレステロールを上昇させ、心臓病にかかりやすくします。また、HDL「善玉」コレステロールを低下させます。
科学的証拠のレビューに基づき、FDAは部分水素化油に由来するトランス脂肪をGRAS（一般に安全と認められる）として認めないようになりました。トランス脂肪酸の禁止は、牛肉、ラム肉、全脂肪乳製品に含まれる少量の天然トランス脂肪酸には影響しない。
食品メーカーはかつて、加工食品の風味や食感、保存性を高めるために人工的なトランス脂肪酸を使用していました。このようなトランス脂肪酸は、「部分水素添加油」として表示されているのをご覧になったことがあるかもしれません。
チェックポイント
栄養成分表示と成分表を確認しましょう。栄養成分表示で「トランス脂肪酸0g」となっていても、必ずしもトランス脂肪酸が含まれていないとは限りません。1食分あたり最大で0.5gのトランス脂肪酸が含まれている可能性があります。ですから、成分表示で「部分水素化油脂」の記載があるかどうか確認してください。これらはトランス脂肪酸です。
