犬の妊娠の症状と妊婦健診について

愛犬が妊娠したと思ったら、どんなことに気をつければいいのか、そしてどんなケアが必要なのかを、医師がお伝えします。

愛犬が妊娠しているかどうかを見分ける方法をいくつかご紹介します。

初期症状

最初の数週間は、外見的な兆候はほとんどないので、変化に気づかないかもしれません。体重は増えるかもしれませんが、普段と同じように見えます。

つわりは、3~4週目の数日間だけ起こる子もいます。(ホルモンの変化によるものです)疲れているように見えるかもしれませんし、いつもより食べる量が減るかもしれません。少し吐いてしまう犬もいます。その場合は、1日のうちで少しずつ食事を与えてください。

獣医師の診察を受ける

愛犬が妊娠していると思われる場合は、獣医さんに連れて行きましょう。交尾をしてから2~3週間後に出生前検査に連れて行くと良いでしょう。妊娠中の犬が食べるべき食事の種類や、予想される変化など、どんな質問にも獣医が答えてくれます。検査が必要な場合は、獣医師がお知らせします。寄生虫がいる場合は、獣医が治療を行います。

診察の際、獣医は超音波を使って、通常4週目ごろに成長する子犬を見ることができます。超音波は、音波を使用して犬の子宮の画像を作成します。

獣医はあなたの犬のホルモンのレベルをチェックするために血液検査を与えるかもしれません。犬は妊娠しているとき、リラキシンと呼ばれるホルモンのレベルが高くなります。

妊娠4週目まで動物病院に連れて行かない場合、医師は犬のお腹を触って子犬が生まれつつあることを確認することができます。この方法は、妊娠28日目から35日目までの間にのみ使用することができ、訓練を受けた人が行う必要があります。あまり乱暴に触ると、成長中の子犬を傷つけたり、流産を引き起こしたりする可能性があります。子犬はクルミくらいの大きさになります。子宮はV字のような形をしていて、その中に等間隔に並んでいます。

後の兆候

妊娠中期が終わるころには、犬のお腹が大きくなってきます。この頃(40日目頃)には、乳首も黒っぽく大きくなってきます。出産予定日が近づくにつれ、乳房が大きくなり、乳白色の液体が少し出てくるかもしれません。

妊娠3ヶ月の初め(45日目頃)に、お腹のレントゲン写真を撮りたいので、また来てくださいと獣医さんに言われることがあります。これは、超音波検査の代わりに、成長期の子犬の骨格を調べるために使われることがあります。これは、子犬が何匹生まれるかを知るための一つの方法です。

妊娠から時間が経つと、お腹が大きくなり、歩くとお腹が揺れるようになります。

妊娠後期の2週間は、成長した子犬がお腹の中で動いているのを見たり感じたりすることができます。獣医は、最後にもう一度あなたのペットを見たいと思うかもしれません。このとき、子犬の数を調べたり、子犬が大きすぎて産道を通れないということがないように、獣医がレントゲン撮影を行うこともあります。子犬が大きくなりすぎている場合は、帝王切開の予定になります。

犬が子犬を産むとき(「whelping」と呼ばれます)、どのようなことが予想されるか、また緊急事態が発生した場合に誰に連絡すればよいかを学びます。また、生まれたばかりの子犬の世話の仕方についても学びます。

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